人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2007年 04月 23日
DPP vs Raw Image Task
DPP 3.0 Raw Image Task (ImageBrowserから起動)の階調の違いを、スタンダードとニュートラルのピクチャースタイルごとに比較してみました。

画像中、RITというのは、Raw Image Taskの略です。

画像は、それぞれのアプリケーションからPhotoshopに転送し、それを画面上(L997)で100%サイズで並べてからキャプチャ、PhotoshopでsRGBに変換して開き、文字を加えて、web用に保存しました。

カメラはEOS 5D 、レンズは24-105/f4L IS です。
現像設定は、どちらのソフトもデフォルト、色空間はsRGBです。

クリックで拡大(1600X1179 pix)します。
だぶん、階調の違いは、拡大画面じゃないと分からないと思います。
スタンダードとニュートラルを比較したい場合は、コンテクストメニューを出して、それぞれの画像を別ウインドウで開いてください。

厳密に言いますと、掲載画像はsRGBから私のモニタの色空間(キャリブレーションしたプロファイルによる色空間)に変換され、それをキャプチャしているので、sRGBで表示される色調、階調とは異なっていると思います。
ですが、階調の分離の違いはお分かり頂けるのではないかと・・・・。
ただ、ご覧頂くモニタの性能にもよると思います・・・・。

DPP vs Raw Image Task_f0075955_1322228.jpg
DPP vs Raw Image Task_f0075955_13225332.jpg

いちばん階調が分離しているのは、 Raw Image Task の Neutral ですね。

このテストをしようと思って撮影したわけではないので、カメラでJPEGは撮っていませんでした。
カメラで生成されるJPEGは、DPPとRaw Image Task、どちらに近いと思いますか?

DPPが出た頃は、EOS Viewer Utility(Raw Image Taskの前身)のほうと同じで、DPPとは少し差がありました。
現在でもDPPとRaw Image Taskは違いがあるようなので、Raw Image Taskと同じ階調のJPEGが作られていると良いのですが。

もし、Raw Image Taskと同じ階調だとすると、RAW+JPEGで撮った場合、カメラで生成されたJPEGと、DPPで現像したJPEGは、階調が同じにならないことになります。
例えば、RAW+JPEGで撮っておいて、調整を加えたい画像だけRAWから現像するというワークフローを考えた場合、DPPで現像すると、カメラで撮ったJPEGと微妙に色が合わないことになりそうです。

また後日テストしてみようとは思いますが、キヤノンは、DPPをプロ用現像ソフトとしていますので、このあたり、ちょっと疑問に思ってしまいます。

by yukinyaa03 | 2007-04-23 13:40 | デジタル・フォト


<< Lightroom TIPS ...      Lightroom TIPS ... >>