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2010年 06月 06日
sRGB以上AdobeRGB未満のカラー
MacのColorSyncユーティリティーで、AdobeRGBとsRGBのガマットを比較すると下のようになります。
外側の白い線がAdobeRGB、内側のカラーの部分がsRGBです。
f0075955_20322434.jpg


同様に、AdobeRGBカバー率98%と謳われているナナオのSX2462Wと、同じくナナオのL997の、メーカーデフォルトプロファイルを比較すると下のようになります。
外側の白い線がSX2462W、内側のカラーの部分がL997です。
f0075955_2037611.jpg


通常、使用しているのはこのプロファイルではなく、Eye-One Matchで作成したカスタムプロファイルです。
それらを比較すると、若干デフォルトプロファイルとは、ガマットの広さが違っています。
f0075955_21151387.jpg
SX2462Wのデフォルトプロファイルと、カスタムプロファイルを比較すると、多少ガマットに違いがあるのが分かります。
白い線がデフォルトプロファイル、カラーがカスタムプロファイルです。
f0075955_21274392.jpg


SX2462WはAdobeRGBカバー率98%と謳われていますが、AdobeRGBのガマットと比較すると、形状は若干異なっています。
白い線がSX2462W、カラーがAdobeRGBです。
f0075955_21215023.jpg
Eye-One Matchで作成したカスタムプロファイルと比較すると、カスタムプロファイルの方がG方向でガマットが広くなっているのが見て取れます。
白い線がSX2462Wのカスタムプロファイル、カラーがAdobeRGBです。
f0075955_212541.jpg
この2枚のガマット図から見るところ、SX2462WはAdobeRGBカバー率98%ですが、色の方向によってはAdobeRGB以上の色域があることが分かります。
それによってProPhotoRGBを作業用カラースペースにしているLightroomでは、RAWのプレビューでAdobeRGB以上の色が表示される(と言ってもProPhotoRGBからSX2462Wの色域に変換された最高域の色。かならずしもProPhotoRGBで定義された色そのものでない。)場合があります。


さて、色域がsRGB程度のモニタ(L997など)でAdobeRGBで定義されたデータを扱う場合、データにsRGBの色域以上のカラーが含まれていると、そのカラーはsRGBモニタではクリップされます。
つまり、sRGBモニタが表示できる色域のもっとも外側当たりの色に置き換わってしまい、実際には階調差があっても表示できなくなります。

一番最初に上げたガマット図が示すように、AdobeRGBはsRGBを内包する大きさがあります。
なので、sRGBからAdobeRGBに変換した場合は、RGB値は変わっても色の見た目は変わりません。

では、sRGBでR、G、B、C、M、Yの最高値のファイルを作り、PhotoshopでAdobeRGBに変換したときに数値がいくつになるかを調べました。

(ご注意。これらのファイルには、それぞれsRGB、AdobeRGBのプロファイルが埋め込まれています。カラーマネジメントに対応したブラウザでは、両者はほぼ同じ色に見えます。カラマネに対応していないブラウザ(例えばWindowsのIEなど)では、モニタの色空間上で異なるRGB値のデータとして表示されますので、色は違って見えます。ブラウザで同じに見えない場合は、ダウンロードしてPhotoshopなどのカラーマネジメント対応アプリで比較して下さい。ダウンロードすると、記載しているRGB値と変わる場合があります。)

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このように、sRGBからAdobeRGBに変換するとRGB値は変わりますが、色の見た目は変わりません。


数値を見ると分かりますが、AdobeRGBのほうは、R、G、B、C、M、Yの最高値にはなっていません。
そこで、AdobeRGBで最高値のファイルを作り、sRGBと比較してみます。

(これらのファイルの色の違いを視覚的に認識するには、AdobeRGBカバーモニタが必要です。また、上記同様AdobeRGBプロファイルが埋め込まれていますので、カラーマネジメント対応ブラウザが必要です。)

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sRGB程度のモニタでも、多少色の差があるように見えることがありますが、AdobeRGBモニタで見るほど大きくはありません。
また、色の知覚は個人差がありますので、AdobeRGBモニタでご覧になっても違いの分かりにくい色はあると思います。

私にはブルーやイエローはあまり違いがあるように見えず、レッド、グリーン、シアン、マゼンタは違うのが分かりますが、もっとも違いが顕著なのはシアン(R0/G255/B255)とグリーン(R0/G255/B0)ではないでしょうか。
冒頭に上げたsRGBとAdobeRGBの色域の差を見ても、シアンやグリーン域で大きさがかなり違うのが分かります。

ここでシアンに関して見てみると、sRGBでR0/G255/B255だったのが、AdobeRGBではR144/G255/B255になるということは、AdobeRGBのR0〜145/G255/B255は、sRGBでは表示できないということになります。

下の画像は、AdobeRGBで、R3/G255/B255 〜 R145/G255/B255になっています。(AdobeRGBタグ埋め込み)
AdobeRGBカバーモニタでは右の方が明るいグラデーション(左L=86、右L=91)になっているのが分かると思いますが、sRGBモニタでは、ぱっと見ほぼベタになるはずです。
f0075955_8321183.jpg
この画像をsRGBに変換してみると、
f0075955_8394427.jpg
変換後、左R=0、右R=16、GBはともに255で、色としては左右違うのですが、明るさは左右ともL=91になってしまったので、ほとんどベタに見えていると思います。
sRGB準拠モニタでも、もしsRGBよりちょっと広い色域を持っていれば、若干AdobeRGBのほうのグラデが分かるかも知れませんが、sRGB以下のモニタでは、変換したほうの画像と同じ見え方になると思います。

上のAdobeRGB画像を、Photoshopのモザイクフィルターで10分割してみました。(数値の動きがあったので、トンカーブで多少出力調整。)
f0075955_137191.jpg
SX2462Wでは、左から3番目くらいまでは分離が分からないですが、あと右に向かって7段階の色の違いは分かります。

この画像をL997に持って行くと左から8番目まではベタ、9番目10番目は違いが分かりました。
上のガマット図では、sRGBとL997のモニタプロファイルの比較をしていませんが、L997も完全にsRGBに一致しているわけではなく、このシアン側に対してはsRGBよりも広いので、AdobeRGBデータでもsRGBを超えている色域のほんの一部は階調が再現されるのだと思います。

ちなみにL997でモニタプロファイルをsRGBにしてみたら、これらの段階はまったく分からなくなり、ベタになりました。



ということで、AdobeRGBカバーモニタであれば、AdobeRGBで定義された画像は、sRGBモニタよりも多くの階調が見られる可能性がある、というお話でした。

モルフォ蝶の青とか、エメラルドグリーンの南の海とかは、sRGBでは収まらない例としてよく出てきます。

あ、モルフォ蝶ってどんな色?って画像検索してもダメですよ。
web画像は元sRGBのタグなしか、sRGB埋め込みですからね〜。
本来の鮮やかな深い青は、webでは見られないです。(青い蝶だというのは分かると思いますが。)
AdobeRGB埋め込みのモルフォ蝶画像がどっかにあればいいですけど。(笑
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by yukinyaa03 | 2010-06-06 21:31
2007年 01月 22日
モニタで表示される色とは
新藤さんのところ1月20日の日記の流れで、学習帳にお越し頂いた方もいらっしゃると思うので、新藤さんの年賀状画像をお借りして、再びモニタの色の表示について調べてみたいと思います。


最初に説明しておきますと、掲載画像は、すべて私のモニタL997(5000K,ガンマ1.8でキャリブレーションしたプロファイルL997_061212_120cd_5K.iccを使用)で表示したものをキャプチャー(スクリーンショット)しました。
MacOS10.4.8では、キャプチャー画像に対しては、現在使用しているモニタプロファイルがあてがわれます。
それをPhotoshopで開いて、プロファイルをsRGBに変換し、web用に保存したものを投稿しました。


ではまず、ヂョンさんが投稿された、「画像とプロファイルの統合」ページの見え方から。
ヂョンさんがアップされた画像は、左が新藤さんのオリジナルでsRGBタグあり、右がヂョンさんが加工してタグなしにしたものです。
ヂョンさんが行った作業については、先に挙げた新藤さんの1月20日の日記をご覧ください。

Safari(2.0.4)
f0075955_150313.jpg
IE(5.2.3) ColorSync使用
f0075955_154525.jpg
Firefox(2.0.0.1)
f0075955_1571477.jpg
Opera(9.10)
f0075955_15113915.jpg

上2つはカラマネ対応、下2つはカラマネ非対応ブラウザです。

次に、これは新藤さんの1月4日の日記にアップされた年賀状画像。
Safariで表示し、画像を直接Photoshopにドラッグ&ドロップして開きました。
sRGBのタグが埋め込まれているのが分かります。
それをキャプチャーし、L997のモニタプロファイルで開かれたものを、再びsRGBに変換してweb用保存しました。
私の環境ではサイトに掲載されているものと、色はほとんど同じですが、私のモニタプロファイルに変換しているので、ご覧の方の環境では、サイトのものと色が違うかも知れません。

Photoshop
f0075955_15363441.jpg

この画像は、ヂョンさんのページの左側にリンクされているものと同じです。
そこからブラウザ上で、別ウインドウに開いたものが次です。

Safari
f0075955_15465626.jpg
IE(ColorSync)
f0075955_15513848.jpg
Firefox
f0075955_15563777.jpg
Opera
f0075955_1612246.jpg

上の3枚は、ほぼ同じに見えています。
下2枚は、上とは異なっています。
ですが、データにはタグが埋め込まれているので、FirefoxやOperaで表示した画像も、Photoshopで開くと上3枚と同じ色調になります。

Photoshopで開いた画像の色調の方が、作者のイメージ通りのはずですが、タグを読まないブラウザで見ている人には、作者のイメージが伝わりません。
しかし、実はこの見え方の違いは、Mac、しかもモニタを5000K相当にしてキャリブレーションしている環境において差が大きくなります。

Macは、カラマネ非対応アプリの場合、OSが色管理をします。
その場合、画像データの色空間には、モニタプロファイルが当てはめられます。
タグを読んでカラマネするアプリであれば、まずはタグに記載されたカラースペースで画像を開き、そしてモニタプロファイルの色域に変換されて表示します。
つまり、もとのタグがsRGBであれば、白色点6500K、ガンマ2.2のデータを、モニタプロファイルの色域(私のL997であれば、白色点5000K、ガンマ1.8)に置き換えることを行っていることになります。

5000Kにモニタの白色点を合わせるのは、特殊な使い方だと言えるかも知れません。
カメラマンの環境で、5000Kが推奨されるのは、商業印刷の評価光源が一般的には5000Kとされているため、印刷物の仕上がりとモニタの見た目を合わせるために、モニタの方を調整する必要があるからです。
商業印刷に関係しない人たちは、モニタの白色点は、ネイティブで使っていても問題はないと思います。

ただ、インクジェットプリンタで出力する場合の見た目も、ネイティブよりは色温度を落とした方が良いように思います。
このあたりは、環境光、観察光源の色温度によっても変わるとは思いますが。
(余談ですが、すごくオタク的な調整としては、観察光源を当てて用紙の白を測り、それをモニタの白色点にするのが究極かな?と思います。ただしその場合は、用紙ごとのモニタプロファイルが必要になるかも知れませんが。(^_^;) ガンマについては、インクジェット用光沢写真用紙を使う場合は、ガンマは1.8よりも高い方がマッチングするような気がしてます。ちゃんとした検証はしていません。)

話を戻しますと、現在のMacは、タグがない画像の場合は、最初からモニタプロファイルの色域で規定して表示してしまいます。
つまり、私のL997であれば、L997_061212_120cd_5K.iccを、その画像の色空間とみなして表示するわけです。

このことは、けっこう問題なのでは?と思われるかも知れませんが、通常は、モニタの色空間は、ネイティブのままなら、sRGBに準拠しているはずです。
Macの場合は、AppleRGBを基準にしていると思いますが、その場合も白色点は6500Kで、カラースペースも大体同じような形をしています。
違うのは採用しているガンマ値ですが、そのためタグなし画像はそれぞれのOSでは明るさが違って見えますが、カラースペースは似ているので、色の違いはさほどないと思います。
従って、モニタをネイティブで使っているなら、タグなし画像にモニタプロファイルを当てて表示しても、色のイメージはさほど損なわれないことになります。

しかし、モニタプロファイルをカスタマイズしていると、話が変わります。
5000K、ガンマ1.8にキャリブレートされたモニタプロファイルは、sRGBとかなり色空間の形が違います。
従って、そのモニタプロファイルを、データの色空間としてしまうと、閲覧する側は、発信側の意図する色彩を正しく受け取っていないことになります。

ですが、世の中の大半のOS、Windowsの方は、カラースペースがsRGBがお約束なので、画像がsRGBであるのが当たり前、モニタもsRGBに準拠してるのが当たり前、ということで、タグがなくても色の見え方の違いはさほど大きくないのです。


さて、下の図は、赤線がL997を5000Kにキャリブレーションしたカスタムプロファイル、青線がsRGB、青い点が新藤さんがsRGBで投稿したデータのプロット、赤い点がそのデータをL997のプロファイルに変換したものです。
f0075955_17351244.jpg

私もちょっと前まで勘違いしていましたが、モニタを5000Kにキャリブレーションしているということは、今見ているモニタは、sRGB対応モニタでも、表示できる色空間はsRGBではないということです。
昨今AdobeRGB対応モニタが取りざたされていますが、ネイティブのまま使うなら、AdobeRGBに近似したモニタのカラースペースでデータが表示されると思いますが、5000Kにキャリブレーションしたら、AdobeRGBとはカラースペースが異なってくると思います。
このことは、実際の運用上には問題にならないですが、厳密な意味としては、AdobeRGBの色を見ていることにはなりません。

デジタルデータを目に見えるようにするには、デバイスが必要です。
つまり、デバイスによって色が作られているわけです。
もし、本当の意味でのAdobeRGBにこだわるなら、6500K、ガンマ2.2でキャリブレーションすべきです。
モニタがAdobeRGB域まで表示できるものであるなら、その時はじめてAdobeRGBで規定された色が見られることになります。

ということで、私が日常L997で見ている色も、sRGBでもAdobeRGBでもありません。
sRGBやAdobeRGBを、L997_061212_120cd_5K.iccに置き換えた色を見ているのです。
それはつまり、AdobeRGBやsRGBを印刷した時の色調をシミュレーションしていることになります。
(実際には、印刷のシミュレーションには、プリンタプロファイルで変換する必要がありますが。)

このガマット上のプロットは、そのことを表しています。
青点は、実際のsRGBの位置を示していますが、私が目にしているのは、赤点で示されるカラーです。
この図の青点と赤点は、今示しているL値の中で、1:1対応しているわけではありませんが、どの明るさにおいても、おおよその相関関係を保っているのが分かると思います。


さて、話が少し逸れましたが、タグなし画像にモニタプロファイルを当てはめて開いた場合と、sRGB画像をモニタプロファイルで変換した場合は、色が違います。
下の図で、赤線は先ほどと同じL997_061212_120cd_5Kのカラースペース、赤点はsRGBをL997_061212_120cd_5Kに変換したデータ、黄点は元データはsRGBで作成されたけれど、タグなしになってカラースペースが不明のRGB画像を、L997_061212_120cd_5Kに当てはめて開いた状態です。
f0075955_2227152.jpg

赤点と、黄点の位置が違うことが分かります。
つまり、モニタに表示される色が違うと言うことです。


Photoshopには、「プロファイルの指定…」と「プロファイルの変換…」という設定があります。

「プロファイルの指定…」のほうは、そのデータの作成からスペースが分からない時、つまりタグなしの時に、データが作成されたカラースペースを指定するものです。
sRGBで作成された画像がタグなしだった場合は、sRGBを指定すれば、作成時に意図されたカラーで表示されますが、ほかのカラースペースを指定してしまうと、表示される色が変わってしまいます。

これと同じ事が、カラマネ機能のないブラウザでは行われています。
つまり、タグがあろうがなかろうが、RGB画像には、モニタのカラースペースを指定して表示してしまうわけです。
カラマネできるブラウザでも、タグがない場合は、モニタのカラースペースを使います。

試しに、新藤さんが日記に載せた画像(sRGBタグあり)を、Photoshopで開き、タグなしにしてから、モニタプロファイルを指定すると、タグを読まないブラウザで表示する色調と同じになりました。
f0075955_23171417.jpg




書きながら、紆余曲折してしまい、途中文章がおかしいところがありますが、ご容赦ください。
書いていて、少し自身のないところもあります。
間違いがありましたら、忌憚なくご指摘頂ければ幸甚です。
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by yukinyaa03 | 2007-01-22 12:21 | カラーマネジメント
2006年 10月 25日
SafariとPhotoshopでの色の見え方
wan-wanさんの承諾を得て、wan-wanさんがいろんなアプリでweb用に縮小した画像が、Mac OS 10.4のwebブラウザSafari上で、どのような色に表示されるかを、Photoshopで開いた場合と比較しました。

画像は、左がSafari、右がPhotoshopです。

画像は、ナナオのモニタL997上で、両者のウインドウを並べてキャプチャーしたものです。
キャプチャー時のモニタプロファイルは、ナナオデフォルトのモニタプロファイルです。

Macでキャプチャーする(スクリーンショットを撮る)と、その画像には、モニタプロファイルが当てはめられます。
それをPhotoshopで開く時に、作業用色空間sRGBに変換しました。

ここにアップした画像は、そののち「web用に保存」で画質80で圧縮、ICCプロファイルを埋め込んで保存しました。

wan-wanさんの画像は、長辺350ピクセルだったので、2つ並べてちょうど700ピクセルになるように、キャプチャーしました。
従って、リサイズはしてませんので、劣化は少ないと思います。
ここのブログでは、横幅700ピクセルまで、オリジナルサイズのまま投稿できます。


では、まず、コンデジ画像をPhotoshopの「web用に保存」を使って縮小したもの。
wan-wanさんの画像には、sRGBが埋め込まれていました。
f0075955_17575927.jpg

次に、縮小専科のデモ版を使った画像。sRGB埋め込みなし。
左のSafariのウインドウでは、L997のモニタプロファイルがあてがわれて表示しています。
右のPhotoshopのほうは、作業用色空間sRGBを当てはめて開きました。
f0075955_1815622.jpg

次に、縮小専科、Exifつき。
Exifを見ると、確かにsRGBと書かれているのですが、何故かSafariはタグなしと見なし、上の画像と同じ色調、つまりモニタプロファイルを当てはめてしまいました。
Photoshopで開くと、タグが読まれ、sRGBの色調で開きます。
f0075955_1851590.jpg

最後に、NC4で縮小した画像。
Nikon sRGB が埋め込まれています。
Photoshopはこれに対して、プロファイルの不一致のアラートは出さず、そのままsRGB画像として開きます。
この画像は、「web用に保存」同様、SafariとPhotoshopでの色の見え方は、同じです。
f0075955_18171161.jpg


結論として、Safariは、sRGBのタグがあっても読まないことがあるということになります。
それが何故かは分かりません。
お分かりになる方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。


下は、sRGBと、私が持っているモニタプロファイルを比較したものです。
白がsRGB、赤がL997、緑がイーヤマのH540Sです。
f0075955_18363625.jpg

L997は、さすがにsRGB対応を謳っているだけあって、メーカーデフォルトのモニタプロファイルは、ほぼsRGBのスペースに近似しています。
H540Sも近似と言えるかも知れませんが、L997と比べると、差があります。

sRGBに近似しているとは言うものの、微妙な空間の違いはあります。
この色空間の違いが、見え方の差を生んでいます。
モニタの色空間が、sRGBに近似していない、あるいは相似形でない場合は、もっと色の見え方が変わると思います。

汎用性のある共通のカラースペースを使わず、デバイスに依存してカラーを表示していたのでは、デバイス間のカラーの一致は望めません。
そのために、カラーマネジメントが必要になります。
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by yukinyaa03 | 2006-10-25 18:52 | カラーマネジメント
2006年 10月 20日
タグなし画像のSafari(Tiger)での見え方について
タグなしweb画像が、Macでは色が違って見えるということに、Windowsユーザーの方々は関心を持って頂けないようなので、シミュレーションしてみます。

まずは、sRGBが埋め込まれている場合。
f0075955_1847689.jpg

次に、タグがない画像(元画像はsRGB)を、私のPBのSafariで表示した場合。
f0075955_18491788.jpg

次に、同じくタグがない画像を、L997で表示した場合。
f0075955_18503012.jpg


これだけ違いがあることが、お分かりいただけたでしょうか?

解説しておきますと、
Photoshopで、sRGB画像に対してそれぞれのモニタプロファイルを「指定」し、それからsRGBに変換して、sRGBのタグを残したまま、web用に保存しました。

Safari上でタグなしファイルに対して、モニタプロファイルをあてがうことことは、この「指定」というのと同じ意味です。
つまり、作成されたカラースペースと、違うカラースペース内で、同じカラー値が使われるので色が変わるのです。
RGBはカラー値(RGB値)が同じでも、カラースペースによって、色は違うことを理解して下さい。
つまり、カラースペースの大きさによって、カラー値がプロットされる位置が違うのです。

紺碧の空も、タグなしになると、Safariでは色がくすんで見えてしまいます。
MacとWindowsのガンマ値の違いもひとつの原因ですが、モニタプロファイルの色域に左右されるので、モニタがプアだと、もっと色が濁ることになります。
タグが付いていれば、その色空間のカラーを表示しますので、Photoshopで開くのと同じカラーで見ることが出来ます。

ですので、タグは重要だと思うのですが・・・・・。


関連過去ログ、Trackbackしました。
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by yukinyaa03 | 2006-10-20 19:07 | カラーマネジメント