学習帳
2016-06-03T08:28:40+09:00
yukinyaa03
デジタル写真に関する自己学習の報告です。使用機材、環境は、「はじめに」を参照して下さい。
Excite Blog
EOS Digital の高輝度側・階調優先とLightroom
http://yukinyaa03.exblog.jp/22104994/
2014-05-22T19:37:00+09:00
2014-05-23T19:04:40+09:00
2014-05-22T17:53:25+09:00
yukinyaa03
デジタル・フォト
EOSの高輝度側・階調優先とは、オンにするとハイライトの白飛びが押さえられる機能です。
(ご参考:過去にアップした関連記事など。
・RAW + JPEG
・高輝度側・階調優先とオートライティングオプティマイザー)
下の画像は高輝度側・階調優先はオフのまま撮影したJPEG。(これ以降の画像はすべて拡大可能です。) 赤くなっているところは、ハイライトが飽和し白飛びを起こしているのを示しています。
それに対し、高輝度側・階調優先をオンにして撮影すると、 ハイライトの飛びが抑えられているのが分かります。
ただ、RAWで撮っていれば、高輝度側・階調優先をオンにしないで同時記録したJPEGが白飛びを起こしていても、Lightroomで開くと飽和警告が出ない場合があります。(上のIMG_0003-3.jpgと同時記録したRAW。) 最初に開いた状態で白飛びしていなければ、露光量、ハイライト、白レベルなどのスライダを調整することによって、ハイライトの階調をもっと描写することが出来ます。
一例として、ハイライトを-10、白レベルを-100にしてみました。 (注:ハイライトスライダを下げると全体のトーンが軟調になりやすいので、あらためてトーンカーブでコントラストを調整するか、あるいは全体調整を用いずに、補正ブラシでハイライトスライダを下げてディテールを出したい部分を塗った方が良いです。明瞭度を上げて塗るのも、ディテールを出すのに効果があります。)
さて、では上の画像よりもう1段露出オーバーなRAWデータならどうか。
先ほどの画像では、ウサギの頭に当たっている光量は、撮影時の絞り値(f11)に対して2段1/3(f22+1/3)ほど明るかったです。(露出計で計測)
もう1段オーバーと言うことは、撮影値に対してハイライトは3段以上オーバーということになります。
なので、Lightroomで開いた状態でも、ハイライト警告が出ます。
しかしその出方が、高輝度側・階調優先をオフの場合と、オンにした場合では出方が違います。
高輝度側・階調優先オフで撮影したRAW。
高輝度側・階調優先オンで撮影したRAW。 これから察するに、RAWデータの場合でも、高輝度側・階調優先をオンにしたほうが、よりハイライトの階調を残せるようになることが分かります。
それぞれを、ハイライト-50、白レベル-100にしてみると、
高輝度側・階調優先オフ。 ヒストグラムはレベル内に収まりますが、飽和している部分の輝度が下がるだけで、階調はありません。
高輝度側・階調優先オン。 完全ではないものの、こちらは階調が少し復活します。
では、どれくらいオーバーになっても、ハイライトのディテールを取り戻すことが出来るのか?
これらは高輝度側・階調優先をオンにし、露光量(ストロボの発光量)を1/3ずつ変えて撮影したものです。
最下段の2枚は、開いた時からハイライト警告はほとんど出ませんが、上の8枚は警告が出ます。
白枠の画像を基準にすると、左上の画像は3段ほど明るくなっています。
それらの画像に対し、Lightroomのパラメーターを変更してみます。(違いが分かりにくい場合は、拡大して見てください。)
白レベル-100。
ハイライト-100。
露光量-5.0。
ハイライトスライダを-100に下げて、ディテールが回復するのは基準露出からプラス1段1/3の画像まででした。(中段左から二番目) これ以上オーバーになると、ディテールはもう回復しませんでした。
ハイライトスライダや露光量スライダを下げると、ハイライトがマゼンタかぶりしてくるのは高輝度側・階調優先と関係がありそうです。
高輝度側・階調優先をオフにした画像で、露光量-5にしてもハイライトにかぶりは出ませんでした。 (2段オーバーの画像です。)
ちなみにIMG_0006.CR2をCapture Oneで開いて、ハイライトを100(リカバリ量100という意味です)にすると、こんな感じ。 こちらも少しマゼンタかぶりが出るので、やはり高輝度側・階調優先を設定したためかと思われます。
さて結論として、高輝度側・階調優先の効果はRAWデータでも有効だと思われます。
でも良いことばかりではなくて、シャドウの方が少し階調が悪くなります。
今回のテストはISO200で撮っているので、シャドウを派手に上げない限り差は目立ちませんが、高感度になるにつれ、高輝度側・階調優先をしない画像よりシャドウノイズが目立ってくると思います。
過去にも何度かテストして、シャドウの描写が悪くなることは実感してました。
ですが、カメラ自体も高感度特性が良くなり、高感度ノイズも少なくなってきたので、最近のカメラなら高輝度側・階調優先をオンにして高感度で使っても、以前ほどノイズが目立たないかも知れません。
これに関しては、後日確かめたいと思います。
以前から高輝度側・階調優先はRAWで撮影する時にも有効だろうと思っていましたが、ちゃんと調べたことはありませんでした。
EOS70Dで撮影していて、どうもハイライトが飛びやすいなと思ったので、Digital Photography Reviewで70Dのダイナミックレンジの評価はどうだろうと調べてみたところ、HTP(Highlight Tone Priority=高輝度側・階調優先)をオンにすると、かなりハイライトのレンジが伸びるのを知りました。(上記リンク先の最後の方に、HTPはどういう動作をしているのかという解説があります。日本語で「高輝度側・階調優先」を検索しても、なかなか技術解説したところがヒットしないので、参考になると思います。)
評価機種を他のEOS機種にカスタマイズし、キャプチャして高輝度側・階調優先のオンオフによるレンジ幅を比較してみました。 これで見ると、5D3に比べて70DはHTPオンオフにかかわらず、1/3段くらいハイライト側が狭いようです。
(注:このレンジ測定は、JPEGで行われていると思います。)
それでもオンにすることによって、ハイライトのディテールはもう少し出るようになるだろうと思いました。
でも、この図が示すように、シャドウの方は若干レンジが狭くなります。
RAW現像時にシャドウを明るくすると、オフの画像よりノイズが目立つようになります。
今回は簡易テストなので、実際の撮影でハイライト、シャドウがどれくらい違ってくるかは、また改めて調べてみたいと思います。
今までも高輝度側・階調優先をオンにして撮影していることは何度もあるので、画像を探せば良いのですが、Lightroomのフィルターには高輝度側・階調優先の有無という項目はありませんし、DPPで画像情報を見ても高輝度側・階調優先の項目はありません。
(オートライティングオプティマイザーのように、RAWデータならあとから変更が可能なパラメータではないからだと思います。)
なので検索しようにもどの画像がオンになっていたかは、後からでは分からず・・・・。
今回はこの辺で。
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Lightroom 4 の補正ブラシ(ショートカット)
http://yukinyaa03.exblog.jp/18278784/
2012-12-22T02:45:00+09:00
2012-12-22T13:25:26+09:00
2012-12-22T02:46:28+09:00
yukinyaa03
Lightroom
(Mac用キーボードの場合です。Windowsの場合は、コマンドはCtrl 、optionはaltだと思います。)
これ以外にも、
※ Oキーを押すと、ブラシで塗った部分を色づけして表示。(初期設定では赤)
※ その表示色は、shift+Oで切り替えられる。赤>緑>白>グレーの順。
※ ブラシ適用を示すピンはHキーで表示/非表示できる。
※ アクティブなピンの上でカーソルを左右にドラッグすると、そのブラシで適用した内容の全体量を同時に変えられる。
※ カラーのパレットを表示し、パレット内でカーソルがスポイトになった状態でプレスし、画像上にドラッグすると、画像の色をパレットに設定出来る。
※ shiftキーを押しながらドラッグすると、水平または垂直に塗れる。
※ / キーで、ブラシA/B切り替え。
などがあります。
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Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには
http://yukinyaa03.exblog.jp/18217955/
2012-12-01T07:10:00+09:00
2012-12-03T15:35:17+09:00
2012-12-01T07:10:31+09:00
yukinyaa03
Lightroom
「自宅のiMacで作業していた画像をMacBookにコピーし、出先で作業を続け、それを再びiMacのLightroomに読み込むにはどうしたらよいか」
と質問なさっている方がいました。
結論から先に言うと、そういう場合は「カタログとして書き出し…」と「別のカタログから読み込み…」を使います。
では試してみましょう。
(キャプチャした画像は、1920x1200と1680x1050のモニタなので、縮小画像では文字がよく分からないかも知れません。詳しくご覧になりたい場合は、クリックして拡大して下さい。)
まずこれは、MacProのLightroomの画面です。
タイトルバーに「Lightroom 4 Catalog」と書かれています。
Lightroom 4 Catalogというのは、私がプライベートデータを管理しているカタログの名称です。 2012年10月08日のフォルダーには75枚の画像が入っているのですが、ムービーやJPEGもあるので、その中からRAWだけフィルタリングして表示させます。 そして全選択し、ファイルメニューから「カタログとして書き出し…」を選びます。 するとダイアログが開くので、カタログの名称と保存先を決めます。
今回は、MacBook Proに入れて持ち出すことを想定し、ネットワーク接続しているMacBook Proのデスクトップに「キメ作業中」というカタログを書き出すことにしました。(キメというのは猫の名前です。(^_^;))
また出先で現像などの続きをやりたいので、元画像も一緒に書き出し、MacBook Proでの表示を速くするためにプレビューも書き出しておきます。
書き出し作業が始まると左上にプログレスバーが表示されます。
今回はWiFiネットワークで書き出しましたが、大量に書き出す時は時間がかかるのでLANケーブルで直結した方が良いでしょう。
あるいは、リムーバブルディスクに書き出して、それを仲介にするのも良いと思います。
MacBook Proに元画像を書き出しても、MacProの画像はそのままで構いません。
また戻すことを想定していますが、削除する必要はありません。 こちらは、MacBook Proのデスクトップ。
書き出しが終わると「キメ作業中」というフォルダが、MacBook Proのデスクトップに出来上がり、その中に「キメ作業中」というカタログファイルがあるので、それをダブルクリックしてLightroomを起動します。 MacBook ProのLightroom。
今度はタイトルバーが、「キメ作業中」となっているのが分かるでしょうか?(黄色いツールヒントが出たままキャプチャしちゃいましたが、気にしないで下さい。(^_^;)) レッドラベルをつけてセレクトし、フィルタリングでセレクト画像だけ表示。 そして現像モジュールで、クロスプロセスのプリセットを適用してみました。 そしてセレクト画像に設定を同期。
MacBook Proでの作業は終わりにし、Lightroomを終了します。 再びMacProに戻り、ファイルメニューから「別のカタログから読み込み…」を選択。 ネットワークのMacBook Proのディレクトリをたどり、 キメ作業中.lrcatを選択します。 すると、そのカタログで管理している画像のサムネールが表示されますが、置き換えがなしになっていると画像がグレーアウトし、読み込みボタンも押せません。 そこで置き換え方法のオプションを選びます。
今回MacBook Proに元画像を書き出しましたが、MacProの画像はそのままにしてあるので、作業によって追加された「メタデータと現像設定のみ」読み込むことにします。 そうすると読み込む画像がハイライト表示され、読み込みボタンが押せるようになります。 MacProのLightroom 4 Catalogに読み込みが終わった状態。
これはメタデータと現像設定が読み込まれただけの話で、元画像はMacBook Proからは読み込まれておらず、MacProにある画像の設定を上書きして表示しているだけです。 フィルタリングを外して元のフォルダを見てみると、MacBook Proで編集された画像だけラベルや色調が変化していることが分かります。
この先また、MacProで編集を続けることが可能です。
MacBook Proの方の画像はそのまま残っていますが、もう作業しないなら削除、消去して構わないでしょう。
分かったかにゃ?
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Lightroom 4 の現像調整 ビデオ解説編
http://yukinyaa03.exblog.jp/18034429/
2012-10-04T23:23:00+09:00
2012-12-03T15:36:07+09:00
2012-10-04T23:23:12+09:00
yukinyaa03
Lightroom
そこでビデオキャプチャーを作りました。
もともとビデオで解説した方が分かりやすいよな〜とは思っていたのですが、途中でナレーションを噛むとかっこ悪いのでやり直したりすると、それはそれでけっこう大変なのです。(^_^;)
キャプチャには、screenrの無料版を使いましたが、キャプチャ時間5分という制限があり、それを気にしながらしゃべるのも緊張します。w
で、声がかすれてお聞き苦しいところも多々ありましょうが、そこは何卒寛大にご容赦頂きますようお願い申し上げまして・・・・m(__)m
screenrサイトに表示されるEmbedコードが、なぜかexciteブログには貼れないので、貼り付けはYouTubeに公開したものを貼っています。
ですが、screenrサイトで表示し、フルスクリーンでご覧頂くと解像もはっきりしているのではないかと思います。
screenrでは1600x1000ピクセルでキャプチャしました。
それぞれ5分以下ですのですが、お暇なときにご覧下さい。
【screenr版】Lightroom4の現像調整 その1 露光量とコントラスト
【screenr版】Lightroom4の現像調整 その2 ハイライト、シャドウ、白レベル、黒レベル
【screenr版】Lightroom4の現像調整 その3 明瞭度、自然な彩度、彩度、色温度、色かぶり補正
【screenr版】Lightroom4の現像調整 その4 明瞭度、自然な彩度、彩度、白黒変換
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Lightroom 4 の現像調整
http://yukinyaa03.exblog.jp/18019695/
2012-09-30T19:46:00+09:00
2012-12-03T15:36:47+09:00
2012-09-30T19:45:55+09:00
yukinyaa03
Lightroom
元画像。(LUMIX G3 14-42mm@14mm 1/500 f8.0 ISO160)
露出はオートだったと思いますが、空の部分が多いせいか、少しアンダーに見えます。 そこで露光量を+0.6上げました。
露光量を上げた分、空の調子が飛んでしまったので、ハイライトを-100にしました。
また自然な彩度を+50にして、空と芝生の色が濃くなるようにしました。 どの調整スライダを使うかはケースバイケースで、私は画面を見ながらテキトーにやっているのですが、シャドウスライダを上げて暗部補正をすることがよくあります。
+100まで上げることはめったにないですが、+100にしてみました。
(ただしシャドウスライダを上げすぎると、ノイズが浮いてきますので、画像を1:1表示にしてシャドウを確認した方が良いです。)
その分全体に明るくなったので露光量を+0.2に減らし、ハイライトを落としてシャドウを上げたことによって全体コントラストが低下したので、コントラストを+40に上げました。
またLightroomの場合、コントラストを上げると彩度も上がるので、その分自然な彩度を前の調整より下げて+25にしました。 調整にはトーンカーブを使うこともあります。
トーンカーブのライトをぐぐっと上げて見ました。
相対的にシャドウが暗く見えるので、基本補正のシャドウをまた+100に、全体的に明るくなったので露光量は-0.4、ハイライトを-80にしました。
またトーンカーブのハイライトも下げて、雲の調子が飛びすぎないようにしました。
トーンカーブで明るくしながら、露光量でマイナスにするのは何か無駄な作業のようにも思えますが、ま、テキトーですので。
(^_^;)
ただ、組み合わせによってトーンは微妙に異なってきます。 このあたりの調整になると、見直してみて何でこんな設定にしたんだっけ?(^_^;)とイミフな点もあるのですが、白レベル-100、黒レベル+100という組み合わせを試してみたんだと思います。
こんな組み合わせはいつもはしません。w
前回の記事を見ると、白レベル-100も黒レベル+100も全体的なコントラストが低下するので、それをトーンカーブで補っています。
トーンカーブのライトを+45にしたせいで全体が明るくなった分、露光量は-0.5に下げました。
基本補正のハイライトは0のままですね。
私はポジフィルムではフジを使っていたのですが、空が実際よりも青く鮮やかになるのが気に入っていました。
空を青くしたいと思って自然な彩度をぐっと上げて見ました。
その分桜の色も鮮やかになりました。
ですが、下の芝生の色も彩度が上がりすぎてしまったので、芝生の部分には段階フィルターをかけて、彩度を-28に落としてあります。
このあたりになってくると、行き当たりばったりの気分的な処理です。w このあたりになると、もう、ネタとしてやってみました、というところなのですが・・・(^_^;)
ハイライト-100、シャドウ+100、白レベル-100、黒レベル+100という、白飛びも黒つぶれもしない設定ですが、コントラストは非常に低下します。
なので、コントラストを+80にしてみました。
これでもまだ中間調がちょっと眠い感じですね。
これを見て分かる通り、彩度スライダは何も上げていませんが、全体的に彩度が上がっています。 さて、ちょっとマジメに処理したものを・・・(^_^;)
シャドウスライダとトーンカーブで全体調整しています。
そのほかに、補正ブラシを使って部分調整をしています。 まず空の部分。
露光量を下げて全体的に明るさを下げたのですが、雲の白さがくすんでしまうのでハイライトやコントラストを上げてメリハリが出るようにしています。 次に桜の部分。
ここは色かぶり補正をマゼンタにシフトさせて、桜をピンクにしています。
彩度スライダで彩度を上げるのでも良いかも知れません。 基本補正で自然な彩度を+30にしているので、芝生の緑も濃くなっているのですが、手前のこどもの黄色いシャツが飽和気味になるのが気になったので、彩度を少し落としてみました。
全体調整で追い込みきれない部分は、補正ブラシをよく使います。
さて、「おらひトーン」と言えば「なんでも100」なのですが、Lightroom4になって処理バージョンが2012に変わってから、スライダをマックスに上げてもLightroom3の時ほどデーハーにならなくなりました。
なんでも100は、一見階調破綻を起こしている(いや実際起こしている部分もありますが。(^_^;))ようでありながら、単なるベタつぶれのトーンにはならないように調整しています。
なので、すべてのスライダーが100になっているわけではありません。
この画像では自然な彩度は100ですが、飽和しすぎるのを抑えるために彩度は-55に下げてみました。
トーンカーブの形はテキトーいーかげんなのですが、行き過ぎを相殺するために露光量やコントラストを調整しています。
また通常「なんでも100」では明瞭度を+100に上げますが、今回は逆に-50にしてややソフトにしてみました。
ま、そのあたりは行き当たりばったりな、気分的な処理です。w
でわ、最後に・・・
処理バージョンを2010にして、「なんでも100」を実行しました。w
処理バージョン2010では、白飛び軽減や補助光効果を上げすぎると、エッジの部分がおかしくなってきます。
また明瞭度の効き方も、2012と2010では変わっています。
明瞭度に関しては、2012のほうが強く効くようになり、またシャドウも持ち上がるようです。
ということで、基本補正のスライダ調整とトーンカーブ調整による全体的な調整、補正ブラシや段階フィルターによる部分調整によって、かなりいろいろなトーンに作り込んでいけるわけですが、使いこなせるようになるには、各調整項目がどう作用するのかを知っておく必要があります。
それらの動きが分かるようになると、イメージを直感的に追い込んでいけるようになると思います。
Lightroomは直感的に操作しやすいソフトなので、使い始めるとやはりこれでなきゃという気持ちになりますよね。w
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Lightroom 4 の基本補正
http://yukinyaa03.exblog.jp/18015283/
2012-09-29T13:28:00+09:00
2012-12-03T15:37:36+09:00
2012-09-29T13:28:09+09:00
yukinyaa03
Lightroom
Lightroom 4 になって、基本補正の項目が変わりました。
Lightroom 3 までは「白飛び軽減」「補助光効果」「黒レベル」だったのが、Lightroom 4 では「ハイライト」「シャドウ」「白レベル」「黒レベル」になり、3にあった「明るさ」が4ではなくなりました。
3にあった「明るさ」スライダは、トーンカーブの真ん中を持ち上げるような、中間調を中心に明るさを変化させるのに便利でしたが、4では全体の明るさは「露光量」で、シャドウやハイライトの明るさは新設された4つのスライダで調整するようになりましたが、いまひとつ画面のどの明るさがどうなるのか、分かりにくいところもあります。
そこで、各スライダを最大に動かした場合、コントラストがどう変化するかをグレースケールを使って試してみることにしました。
最初PhotoshopでL値を変えてグレースケールを作りました。 貼り付けてあるのはPhotoshopのヒストグラムです。
これを一度プリントし、複写してLightroomに読み込みました。 プリントを複写しているので、元データとはコントラストが変わりましたが、Lightroomの初期設定のままです。
ただ、デジカメで撮影しているので完全なRGB等値にはならないので、ヒストグラムが見やすいように、彩度を-100にしてあります。
以下、ヒストグラムの変化に注目すると面白いです。
では、ハイライト+100から。
ハイライト-100。
シャドウ+100。
シャドウ-100。
白レベル+100。
白レベル-100。
黒レベル+100。
黒レベル-100。
さて、グレースケールだけじゃ分かりにくいですよね。(^_^;)
実際の風景画像で変化を見てみます。
初期設定。
ハイライト+100。
ハイライト-100。
シャドウ+100。
シャドウ-100。
白レベル+100。
白レベル-100。
黒レベル+100。
黒レベル-100。
ううう・・・
縮小画像だと、イマイチ違いが分かりにくいですね・・・・(^_^;)
では、露光量とコントラストも。
露光量+2.5。
露光量+5。
露光量-2.5。
露光量-5。
コントラスト+100。
コントラスト-100。
露光量+2.5。
露光量+5。
露光量-2.5。
露光量-5。
コントラスト+100。
コントラスト-100。
今度はさっきより違いがはっきりしますね。
ではついでに、明瞭度を。
明瞭度+100。
明瞭度-100。
明瞭度はグレースケールの櫛の歯を埋めているのが分かります。
これはシャープとは違うのですが、数値を上げるとメリハリがつき、下げるとソフトな感じになります。
明瞭度+100。
明瞭度-100。
最後に彩度調整による変化も載せておきます。
こちらは、グレースケールに対する変化はないので、省略します。
自然な彩度+100。
自然な彩度-100。
彩度+100。
彩度-100。
自然な彩度と彩度の違いは、自然な彩度の方は、青系、緑系を中心に彩度が上がり、赤系はそれに比べると上がり方が押さえられている点です。
なので私は、自然な彩度の「自然」の意味を、「ナチュラル」ではなく、「ネイチャー」ととらえています。
つまり空を青くし、緑を濃くするという、自然風景に適した彩度だと。w
日本語訳をした方はそういう意図ではなかったと思いますが、そう考えると理解しやすいです。
自然な彩度の方は、-100にしても完全なモノクロになりませんが、彩度の方はRGB等値のモノクロになります。
Lightroomで白黒にする場合は、白黒ミックスを使って元画像の色別に明度調整をした方が良いのですが、彩度-100でも取りあえずのモノクロにはなります。
モノクロに関しては、またいずれ記事にしたいと思います。
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sRGB以上AdobeRGB未満のカラー
http://yukinyaa03.exblog.jp/13904883/
2010-06-06T21:31:00+09:00
2011-04-22T23:05:46+09:00
2010-06-06T21:31:16+09:00
yukinyaa03
未分類
外側の白い線がAdobeRGB、内側のカラーの部分がsRGBです。
同様に、AdobeRGBカバー率98%と謳われているナナオのSX2462Wと、同じくナナオのL997の、メーカーデフォルトプロファイルを比較すると下のようになります。
外側の白い線がSX2462W、内側のカラーの部分がL997です。
通常、使用しているのはこのプロファイルではなく、Eye-One Matchで作成したカスタムプロファイルです。
それらを比較すると、若干デフォルトプロファイルとは、ガマットの広さが違っています。 SX2462Wのデフォルトプロファイルと、カスタムプロファイルを比較すると、多少ガマットに違いがあるのが分かります。
白い線がデフォルトプロファイル、カラーがカスタムプロファイルです。
SX2462WはAdobeRGBカバー率98%と謳われていますが、AdobeRGBのガマットと比較すると、形状は若干異なっています。
白い線がSX2462W、カラーがAdobeRGBです。 Eye-One Matchで作成したカスタムプロファイルと比較すると、カスタムプロファイルの方がG方向でガマットが広くなっているのが見て取れます。
白い線がSX2462Wのカスタムプロファイル、カラーがAdobeRGBです。 この2枚のガマット図から見るところ、SX2462WはAdobeRGBカバー率98%ですが、色の方向によってはAdobeRGB以上の色域があることが分かります。
それによってProPhotoRGBを作業用カラースペースにしているLightroomでは、RAWのプレビューでAdobeRGB以上の色が表示される(と言ってもProPhotoRGBからSX2462Wの色域に変換された最高域の色。かならずしもProPhotoRGBで定義された色そのものでない。)場合があります。
さて、色域がsRGB程度のモニタ(L997など)でAdobeRGBで定義されたデータを扱う場合、データにsRGBの色域以上のカラーが含まれていると、そのカラーはsRGBモニタではクリップされます。
つまり、sRGBモニタが表示できる色域のもっとも外側当たりの色に置き換わってしまい、実際には階調差があっても表示できなくなります。
一番最初に上げたガマット図が示すように、AdobeRGBはsRGBを内包する大きさがあります。
なので、sRGBからAdobeRGBに変換した場合は、RGB値は変わっても色の見た目は変わりません。
では、sRGBでR、G、B、C、M、Yの最高値のファイルを作り、PhotoshopでAdobeRGBに変換したときに数値がいくつになるかを調べました。
(ご注意。これらのファイルには、それぞれsRGB、AdobeRGBのプロファイルが埋め込まれています。カラーマネジメントに対応したブラウザでは、両者はほぼ同じ色に見えます。カラマネに対応していないブラウザ(例えばWindowsのIEなど)では、モニタの色空間上で異なるRGB値のデータとして表示されますので、色は違って見えます。ブラウザで同じに見えない場合は、ダウンロードしてPhotoshopなどのカラーマネジメント対応アプリで比較して下さい。ダウンロードすると、記載しているRGB値と変わる場合があります。)
このように、sRGBからAdobeRGBに変換するとRGB値は変わりますが、色の見た目は変わりません。
数値を見ると分かりますが、AdobeRGBのほうは、R、G、B、C、M、Yの最高値にはなっていません。
そこで、AdobeRGBで最高値のファイルを作り、sRGBと比較してみます。
(これらのファイルの色の違いを視覚的に認識するには、AdobeRGBカバーモニタが必要です。また、上記同様AdobeRGBプロファイルが埋め込まれていますので、カラーマネジメント対応ブラウザが必要です。)
sRGB程度のモニタでも、多少色の差があるように見えることがありますが、AdobeRGBモニタで見るほど大きくはありません。
また、色の知覚は個人差がありますので、AdobeRGBモニタでご覧になっても違いの分かりにくい色はあると思います。
私にはブルーやイエローはあまり違いがあるように見えず、レッド、グリーン、シアン、マゼンタは違うのが分かりますが、もっとも違いが顕著なのはシアン(R0/G255/B255)とグリーン(R0/G255/B0)ではないでしょうか。
冒頭に上げたsRGBとAdobeRGBの色域の差を見ても、シアンやグリーン域で大きさがかなり違うのが分かります。
ここでシアンに関して見てみると、sRGBでR0/G255/B255だったのが、AdobeRGBではR144/G255/B255になるということは、AdobeRGBのR0〜145/G255/B255は、sRGBでは表示できないということになります。
下の画像は、AdobeRGBで、R3/G255/B255 〜 R145/G255/B255になっています。(AdobeRGBタグ埋め込み)
AdobeRGBカバーモニタでは右の方が明るいグラデーション(左L=86、右L=91)になっているのが分かると思いますが、sRGBモニタでは、ぱっと見ほぼベタになるはずです。 この画像をsRGBに変換してみると、 変換後、左R=0、右R=16、GBはともに255で、色としては左右違うのですが、明るさは左右ともL=91になってしまったので、ほとんどベタに見えていると思います。
sRGB準拠モニタでも、もしsRGBよりちょっと広い色域を持っていれば、若干AdobeRGBのほうのグラデが分かるかも知れませんが、sRGB以下のモニタでは、変換したほうの画像と同じ見え方になると思います。
上のAdobeRGB画像を、Photoshopのモザイクフィルターで10分割してみました。(数値の動きがあったので、トンカーブで多少出力調整。) SX2462Wでは、左から3番目くらいまでは分離が分からないですが、あと右に向かって7段階の色の違いは分かります。
この画像をL997に持って行くと左から8番目まではベタ、9番目10番目は違いが分かりました。
上のガマット図では、sRGBとL997のモニタプロファイルの比較をしていませんが、L997も完全にsRGBに一致しているわけではなく、このシアン側に対してはsRGBよりも広いので、AdobeRGBデータでもsRGBを超えている色域のほんの一部は階調が再現されるのだと思います。
ちなみにL997でモニタプロファイルをsRGBにしてみたら、これらの段階はまったく分からなくなり、ベタになりました。
ということで、AdobeRGBカバーモニタであれば、AdobeRGBで定義された画像は、sRGBモニタよりも多くの階調が見られる可能性がある、というお話でした。
モルフォ蝶の青とか、エメラルドグリーンの南の海とかは、sRGBでは収まらない例としてよく出てきます。
あ、モルフォ蝶ってどんな色?って画像検索してもダメですよ。
web画像は元sRGBのタグなしか、sRGB埋め込みですからね〜。
本来の鮮やかな深い青は、webでは見られないです。(青い蝶だというのは分かると思いますが。)
AdobeRGB埋め込みのモルフォ蝶画像がどっかにあればいいですけど。(笑
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Lightroom TIPS 13 補正ブラシツールの自動マスク
http://yukinyaa03.exblog.jp/12485325/
2009-12-13T21:46:00+09:00
2010-03-24T18:01:19+09:00
2009-12-13T21:46:12+09:00
yukinyaa03
Lightroom
ヘルプを見ると、自動マスクは「ブラシの適用先を同じような色の領域に限定します。」とあるので、色や明るさの違いによって、領域を判断しているようです。
ですが、いつもうまくいくかというとそうでもなく、ブラシサイズが大きかったり、境界を越えてドラッグしてしまうと、マスクが働かずブラシが適用されてしまうことがあります。
うまく使いこなすには、マスクしたい境界あたりではブラシサイズを小さくする、あるいは1:1に拡大して相対的にブラシサイズが小さくなるようにする、などコツが必要なようです。
そしてもしオーバーランしてしまった場合は、消去ブラシに切り替えてなぞれば修整することが出来ます。
その際いちいちパネルの「消去」をクリックするのではマウスの動きが面倒なので、消去ブラシに切り替えるときはoptionキー(WindowsはAltキー)を押すと押している間だけ消去ブラシに切り替わるので、適用と消去を切り替えるのが簡単で、はみ出した部分をすぐに消すことが出来ます。
自動マスクは、補正ブラシツール使用中にAキーを押すことによって、オンオフを切り替えられます。
それ以外にも、コマンドキーを押している間だけ自動マスクが働くようで、自動マスクの切り替えは、Aキーを押すよりもコマンドキーのプレスで切り替えて使った方が使い勝手がよいのではないかと思います。
このコマンドキーをプレスして自動マスクが働くのは消去ブラシ使用時にも有効で、はみ出した部分を消しているときに、誤って適用範囲まで消去しないようにするのに便利です。
キー操作で使う場合は、option+コマンド(Macの場合)両方をプレスしたまま、マウスをドラッグすることになります。
この記事、説明画像をあとで入れようと思って、書いてから非公開で放置してました。
後日、アップデートするかも、です。
(2010.03.24)
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Lightroom TIPS 12 変更した現像初期設定の保存
http://yukinyaa03.exblog.jp/12106983/
2009-10-12T00:39:00+09:00
2009-12-13T22:29:45+09:00
2009-10-12T00:39:53+09:00
yukinyaa03
未分類
そこでユーザーは、自分の目的に合わせて初期設定をカスタマイズし、それをあらたな初期設定として登録するのが、Lightroom使いこなしのポイントと言えるでしょう。
初期設定を変更するには、次の手順で行います。
1.まず現像モジュールで、現像設定を変更する。
一例ですが、私はEOS 5D Mk2の初期設定として、下記の部分を変更しました。(2009.10.11現在の暫定的な設定です。)
基本補正
黒レベル 0
明るさ +40
コントラスト +40
トーンカーブ
ハイライト -10
ライト +20
ダーク -5
シャドウ -25
ポイントカーブ:リニア
ディテール
色収差:すべてのエッジ
カメラキャリブレーション
プロファイル:Camera Standard
2.現像メニューから「初期設定…」をクリック。(あるいは、オプションキーを押すと左パネルの「初期化」ボタンが「初期設定…」に変わるのでクリック。)
3.「現像設定の初期設定」ダイアログで、現在の設定に更新をクリック。
これで次回から5D Mk2のRAWを読み込んだときに、新しい初期設定があてがわれるようになります。
さて、ダイアログの中に「画像入力機器のモデル名」と書かれているように、この変更した初期設定は、その機種にのみ有効です。
違う機種の場合はこの初期設定があてがわれないので、注意しましょう。
なので、使う機種ごとに初期設定を登録しておく必要があります。
なおこの初期設定は、シリアル番号による機種ごと、あるいは撮影時のISO感度ごとにも初期設定を登録しておけます。
シリアル番号ごとは、カメラの個体差によって修正が必要な場合や、DNGProfileEditorで作ったカスタムカメラプロファイルを設定するときなどに便利です。
ISO感度ごとは、高感度で撮った場合のノイズ軽減設定を感度ごとに設定しておけば、あとからノイズ低減スライダを動かす手間が省けます。(ただし、感度1/3ステップごとに設定を登録しないといけないので、最初は手間がかかるでしょう。)
これらを機種の初期設定に含めるには、環境設定のプリセットタブを開き、シリアル番号とISO感度を初期設定に含めるにチェックを入れます。 そうすると、現像設定の初期設定ダイアログに、「シリアル番号」と「ISO スピードレート」が表示されます。
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Lightroom TIPS 11 Lightroom1.4でサポート外のカメラのRAWを読み込むには
http://yukinyaa03.exblog.jp/10972402/
2009-05-03T21:11:00+09:00
2009-05-17T07:51:53+09:00
2009-05-03T21:10:57+09:00
yukinyaa03
Lightroom
そんな時は、Adobe DNG Converter を使ってDNGに変換すれば、読み込めるようになるようです。
Digital Negative(DNG)
DNGファイルの詳細と、Adobe DNG Converter の最新バージョンのダウンロードは上記を参照してください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ver.1.4 ではサポートされていない EOS 5D MarkII のRAWデータ(.CR2)を、DNG Converter で変換してみました。 アプリケーションのアイコンからこのダイアログを立ち上げてしまうと、フォルダ単位でしか選択できないようですが、変換したいファイルをアイコンにドラッグして起動すると、ファイル単位で選択できるようです。
IMG_8985.CR2というファイル名のRAWを1枚DNGに変換し、元画像と同じフォルダに保存しました。
そのフォルダを Lightroom 1.4 で読み込んでみますと、 このようにサポート外のファイルはサムネールが表示されませんが、DNGに変換してあれば表示されます。
IMG_8985.dngとIMG_8985.CR2の2枚だけチェックを入れて読み込んでみます。
読み込みが終わると、「読み込みの結果」ダイアログが出ます。 5D MarkIIのRAWはサポート外なので、CR2ファイルは読み込めませんでした。
一方、DNGに変換してあれば読み込まれ、Exifも表示できます。
また、PhotoshopCSのCamera Raw 2.xという3世代前の古いCamera Rawでも開けると思います。ご参考。
1.4の現像モジュールでキャリブレーションパネルのプロファイルの蘭には、Adobe Standardが表示されていました。
試しにEOS 50DのRAWをDNGに変換したのも読み込んでみましたが、そちらはACR 4.6が表示されました。
先日、日記帳に書いたときは、Camera Raw 3.7(PhotoshopCS2) ではカメラプロファイルは「埋め込み」と表示されましたが、CS3 の Camera Raw 4.6では、5D MarkII のほうはAdobeStandard 以外に機種別のカメラプロファイル、50D では ACR 4.6 と AdobeStandard、そして機種別カメラプロファイルも表示されました。
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Lightroom TIPS 10 RAW+JPEGからJPEGを別ファイルとして表示
http://yukinyaa03.exblog.jp/9124180/
2008-09-20T18:26:00+09:00
2016-06-03T08:28:40+09:00
2008-09-20T13:54:43+09:00
yukinyaa03
Lightroom
撮影時にRAW+JPEG同時記録した場合、Lightroomの環境設定>読み込みのダイアログで、RAWファイルの隣にあるJPEGファイルを別の写真として処理するにチェックを入れていない場合、 読み込み後、Lightroomではプレビューの拡張子が、メーカー固有のRAW拡張子+JPEGとして、1ファイルで表示されます。
表示されているプレビューは、RAWファイルを元にして表示されています。
プレビューの色調は、Lightroomの現像設定によって表示され、同時記録したJPEGのカメラによる設定の色は、この状態では確認できません。
また、色調補正の作業や書き出しも、RAWファイルを元にして行われ、同時記録したJPEGのほうを加工したいと思っても出来ません。
そこで先ほどの環境設定の項目、RAWファイルの隣にあるJPEGファイルを別の写真として処理するにチェックを入れます。 ですが、この設定は「読み込み時」に有効であって、すでに読み込んだファイルに対しては、設定が変わらずJPEGはやはり表示されません。
そこで、環境設定の項目にチェックを入れた後、フォルダパネルのフォルダの上でコンテクストメニューを出します。(コントロール+クリック、または右クリック。) そして、「フォルダを同期…」をクリックします。
するとフォルダ内をスキャンして、読み込まれていないファイルを探し、枚数が表示されます。 この設定では「読み込む前に、読み込みダイアログを表示」にチェックが入っているので「同期」ボタンを押すと、読み込みダイアログが出ます。 そして読み込みを行うと、新たにJPEGファイルが表示されるようになります。
読み込みダイアログで、表示したいJPEGだけを選ぶことも可能です。 でも、相変わらず、最初に読み込んだファイルの方はRAW+JPEGの表示のままですね。
これはLightroomを再起動すれば、直ります。
再起動すると、 ご覧の通り。
さてちょっと話が逸れますが、Lightroom2 では、書き出したファイルを「元の写真と同じフォルダ」に書き出し、カタログに追加してライブラリに表示できるようになりました。
今、このハイライト表示になっている画像には、同時記録のJPEGがありません。 そのファイルを書き出します。 書き出しダイアログで、書き出し先:元の写真と同じフォルダにし、このカタログに追加にチェックを入れます。
そして書き出すと、 元画像の横に書き出したファイルが表示されました。
書き出すときにサイズ変更したので、同時記録のJPEGとはサイズが違っているのが分かります。
さて、RAW+JPEGと、1ファイルにして表示するのは、ライブラリの視認性を良くするための工夫なのでしょうが、RAWとJPEG、それぞれ別ファイルとして読み込んだ後からは、再びRAW+JPEG表示に戻すことは出来ません。
環境設定のチェックを外しても、先ほど述べましたように、設定は読み込み時に有効であって、読み込んだファイルには反映されません。
なので、同時記録したRAWとJPEGを別ファイルとして読み込んでしまうと、同じファイルが2つ並んで視認性が悪くなります。
そこで、同じ画像をスタックさせておくと表示枚数が半分に減り、視認性が上がります。
スタックは、重ねておきたい複数枚の画像を選択し、ライブラリモジュールの写真メニュー>スタック>スタックでグループ化、でスタックすることが出来ます。
あるいは、コマンド+G(グループのGです)でもスタックします。
でも、今同時記録のJPEGだけスタックさせたいと思ったとき、2枚選択してコマンド+Gを押していくのは、枚数が多いと大変な作業になります。
そこで、スタックメニューの中にある「撮影日時による自動スタック…」を選んでみました。 ダイアログが開くと、どれくらいの時間間隔ごとにスタックさせるかという、時間のスライダが出ます。 「スタック間の時間」を00秒にしたら何もスタックされなかったのですが、01秒にしたら、RAWとJPEGがスタックされました。
(訂正:0秒でもスタックされます。0秒の方が良いと思います。)
そして「すべてのスタックを折りたたむ」と、 すっきり、画像が1枚だけ表示されるようになりました。
ただし、これ、隣接するコマ間の撮影間隔が1秒以上あったから出来たのかも知れません。
「秒間何コマ」というスピードで撮ったものは、うまく2枚ずつとはいかないかも知れません。
なお、先ほど同時記録でないファイルを書き出して、元画像と共に表示しましたが、書き出しダイアログで「元画像にスタック」にチェックを入れておくと、ライブラリに表示されたときに元画像にスタックされています。(ただし、スタックは広げられたままですが。)
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プリンタテスト用チャート
http://yukinyaa03.exblog.jp/8018641/
2008-05-07T11:33:00+09:00
2009-05-17T07:18:45+09:00
2008-05-07T11:33:16+09:00
yukinyaa03
カラーマネジメント
この記事は、玄光社刊「プロフェッショナルデジタルプリント」に鹿野宏さんがお書きになったものをリライトしています。
内容、図版はほぼ同じですが、引用するに当たって鹿野さんから許可を頂きました。
鹿野さん、ありがとうございます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まず、Photoshopで新規画像を作ります。 エプソンのプリンタで、A4用紙に出力することを前提に、幅2400ピクセル、高さ1200ピクセル、解像度360ppiにセットしてあります。
カラースペースは、Adobe RGBにしておきます。
(sRGBでテストしたいなら、最初にファイルを作るときにsRGBにしておいたほうが良いそうです。)
(この画像をA4にプリントすると幅16.93cmなので、いっぱいに利用しようと思ったら幅2800ピクセルくらいまで増やせます。あとでモザイクフィルタを50平方ピクセルにして段階を作るので、50で割り切れるピクセル数が良いようです。今回は、鹿野さんがお書きになった数値に基づいて、記事にします。)
新規のウインドウが開いたら、グラデーションツールでスペクトルを選びます。 鹿野さんの記載では、グラデーションエディタで選択するように書かれています。
グラデーションエディタは、オプションバーのグラデをクリックすると開きます。 グラデを選んだら、新規画像のウインドウで左から右へドラッグしてグラデを引きます。
この時、シフトキーを押しながらやると、水平に引けます。
グラデの始点と終点を50ピクセルほど内側にしておくのがコツだそうです。
(そのために定規の単位をピクセルにしてみました。) 次に、レイヤーを追加します。 黒、白のグラデを選び、 レイヤー1の上に、上から下に垂直に引きます。
この時も、シフトキーを押しながら50ピクセル内側に引きます。 (グラデの黒白が、鹿野さんの記事と逆になりましたが、どちらでも問題はないです。)
グラデが引けたら、レイヤーの描画モードをハードライトに変更。 すると、このようになります。 レイヤーを統合します。
フィルターメニュー>ピクセレート>モザイクを選び、 セルの大きさを50平方ピクセルにしてOKします。 すると、画像はこのようになります。 これで色相(横方向)で48段階、明度差(縦方向)で24段階のチャートになります。
50ピクセル内側から黒白グラデを引いたので、明度の1列目は、ほぼ0か255になっていると思います。
次に彩度変化を見るためのチャートを作成します。
今度は、幅2400ピクセル、高さ600ピクセル、解像度360ppiで新規画像を作り、またスペクトルを使ってグラデを引きます。 次に調整レイヤーで色相・彩度を選び、彩度をー100にします。 すると画像はグレーになります。 調整レイヤーのレイヤーマスクに、黒、白のグラデーションを上から下に引きます。 すると画像がこうなります。 レイヤーを統合し、先ほどと同様に、モザイクフィルタを50平方ピクセルでかけます。 出来上がり。
次にグレートーンのスケールを作ります。
今度は、幅2400ピクセル、高さ120ピクセル、解像度360ppiで新規画像を作り、黒、白でグラデを引きます。 幅2400ピクセルで画像を作ったので、モザイクフィルタのセルの大きさを、24平方ピクセルにすれば100段階、48平方ピクセルにすれば50段階、96平方ピクセルにすれば25段階のスケールになります。 (画像を新規に作らず、このあとの作業でA4に貼り込む際に、ヒストリーで戻りながらセルの大きさを変えて作業しました。)
最後にA4用紙にプリントできるように、1枚の画像に貼り込みます。
A4の大きさの画像を開きます。 (エプソンのプリンタの場合、最低の余白が3mmになるのですが、幅204mm X 高さ291mmだと、プリント時に「画像が切り取られる」というアラートが出るので、A4用紙より上下左右7mm小さくした画像にしました。)
それを彩度0%、明るさ50%(R128,G128,B128)のグレーで塗りつぶします。
その上に、今まで作ったチャートを配置していきます。
最初に書いたように、幅2400ピクセルの画像は、A4用紙の短辺に比べても、まだ大分余裕があります。
なので、私はチャートを左に寄せて、右側にも2本、黒白とスペクトラムのグラデを縦に配置してみました。
下の空いている部分には、画像を適当に貼り込みます。 (仕事用の画像があったので、モザイク入れてます。)
チャートの大きさ、セルの大きさ、グラデの段階、貼り込む画像やレイアウトは参考例です。
各自に用途に合わせて変更してお作り下さい。
また、このチャートは、おおまかな色の出方、動きなど全体的な傾向を見るものなので、分離や段階は数値的に均等ではありません。
スペクトラムの各色の幅に違和感がある場合は、グラデーションエディタで色の間隔を調整すれば良いでしょう。
このチャートを制作するに当たって、鹿野さんからは次の注意点を頂きました。
あのチャートは本当に再現範囲のもっとも外側、カラースペースの最高彩度地点を表していることを付け加えてください。
あのチャートが再現できないからといってそれをプリンタのせいにしてはいけません。
AdobeRGBで作った場合のあのチャートを再現できるデバイスはほとんど存在しないのですから。
その意味を知らずに乱用するとろくな結果を招きません。
実際の使用に時に彩度を10%、20%、30%と下げたバージョンを用意してプリントすることをお進めします。
30%下げたチャートを再現していれば十分だと思います。
ということなので、デジカメ画像を貼り込む前のチャートを統合し、Gamut Worksでプロットしてみました。
ドットがチャートに含まれる色を表しています。
赤い範囲がAdobe RGB、グリーンは参考として、エプソンPX-G5300のCRISPIAのガマットを配置してみました。 確かにチャートに含まれる色は、Adobe RGBの高彩度域に多く位置しています。
そこで、彩度を30%落としたものをプロットしてみました。 先ほどよりも、大分Adobe RGBの内側にプロットされました。
それでも、プリンタのガマットよりは、まだ外にあります。
鹿野さんのご注意の通り、実際にはこれで十分かと思います。
彩度を落としたチャートを載せておきます。
さっきの画像よりも、飽和が少なく見えるでしょうか?
彩度を落とすには、カラーチャートのレイヤーの上位に「色相・彩度」の調整レイヤーを置いておくのが良いかと思います。
このチャートをプリントして検証する点は、カラーチャートの色の分離、グレーチャートの色転びなどです。
また、プロファイルを使用した場合、レンダリングインテント(マッチング方法)を知覚的にするか相対的にするかによって、色がどう動くかを見るのにも使えます。
ドライバを使用した場合、プロファイルを使用した場合など、条件をかえてプリントしてみると、その違いを理解するのに役に立つでしょう。
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Lightroom TIPS 09 ほかのファイルを見ながら補正する
http://yukinyaa03.exblog.jp/7519745/
2008-02-21T13:11:00+09:00
2008-02-21T16:14:44+09:00
2008-02-21T13:11:50+09:00
yukinyaa03
Lightroom
現像モジュールと異なるのは、スライダではなく、ボタンをクリックして調整する点です。
クリックして増減する設定値の量は、調整項目によって異なりますが、スライダのように「1」単位ごとの調整は出来ないものもあります。
調整幅が大きすぎて、その間の値が欲しいという場合は、現像モジュールに移動しないといけません。
一回クリックするごとに設定値が増減しますが、三角が二重になっているボタンは「早送り」と同じ意味で、調整値がより大きく動きます。
クイック現像では、現像モジュールと違って、どれくらいの量調整したかの数値が分からない、また微調整が出来ません。
「クイック」ということでボタン調整にしたのでしょうが、現像モジュールと同じスライダのほうが使いやすいと思います。
設定全部を初期化したいときは、「すべてを初期化」ボタンを使いますが、個々の設定を初期化したい場合は、項目の文字をクリックすると初期化されます。
クイック現像は、微調整出来ない点がちょっとイマイチな気がしますが、ルーペ表示(1枚表示)にして現像モジュール風にも使えます。
その設定値をほかの画像にも同期させたいときは、フィルムストリップかグリッド表示で同期させたい画像を選び、右下の「設定を同期」ボタンでダイアログを出して同期させることが出来ます。
最初からグリッド表示にして調整すると、複数選択している画像に対して調整が自動的に同期されていきますので、ダイアログを出す手間が省けて便利です。
(ただしその際は、ダイアログのチェック項目を事前に確認しておく必要があります。) 一番下の2項目「明瞭度」「自然な彩度」は、オプションキーを押している間だけ、「シャープ」「彩度」に変わります。
さて、ここからが本題です。(^_^;)
ライブラリモジュールは、グリッド(G)、ルーペ(E)、比較(C)、選別(N)という4つの表示の仕方がありますが、クイック現像はどの表示状態の時でも使えます。
なので、比較表示で画像を2枚表示し、片方の色調に、もう一方を合わせるときに使うと便利なのではないかと思いました。
露出やホワイトバランスをオートで撮っていると、隣り合うコマでも微妙に明るさや色が違っていることがあります。
その場合、撮影時の露出が異なっているので、設定を同期させることが出来ません。
そこで1枚ずつ調整するわけですが、現像モジュールでは、1枚の画像について補正の前後比較を二画面表示出来ますが、合わせ込みたいほかの画像を同時に表示することが出来ません。
私、現像モジュールでほかのファイルと比較できたら便利だと、Lightroomエンジニアに伝えたことがあるのですが、その時彼は「よいアイデアだ。」と言ってました。
でも、ライブラリモジュールで比較表示にし、クイック現像を使えば、ある程度追い込めることに気がつきました。
(クリックで横幅1280ピクセルに拡大)
この2枚の画像は、連続して撮ったものです。
ですが、絞り優先のオートで撮ったため、シャッタースピードが異なっています。
左が1/320秒、右が1/200秒で切れていました。
背景の明るさが違うのが分かると思います。
クイック現像の「露光量」は、ワンクリックが1/3段相当の調整になるようです。
そこで、露光量をツークリック下げてみました。 背景の明るさが、だいたい同じになりました。
(被写体の明るさが違うのは、手持ちレフの当たり方がまちまちだったせいです。見逃して下さい。(^_^;))
取りあえずこんな作例画像しか、これを書いてるパソコンの中になかったので、な〜んだ大したことない、と思われるかも知れませんが、オートで撮ってる方は便利だとお感じになるのではないでしょうか?
また、違う機種を同時に使って色が合わない場合も、色の合わせ込みに「比較」表示とクイック現像が使えるのではないかと思います。
(ただ、メーカーまで違うとHSLとか色調補正パネル使わないと難しいと思いますが。)
微調整は現像モジュールに移動しないと出来ませんが、違うファイルと色を合わせ込むときにも、「比較」(Cキーで移動)表示は便利だろうと思います。
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Lightroom TIPS 08 作業スペース
http://yukinyaa03.exblog.jp/7294335/
2008-01-18T15:13:00+09:00
2008-01-20T23:43:10+09:00
2008-01-18T15:13:54+09:00
yukinyaa03
Lightroom
インストールして、最初に起動したときのデフォルトとは違うかも知れませんが、最初の状態では、このように上下左右にパネルが出ています。
上のパネルを モジュールピッカー
下のパネルを フィルムストリップ
左のパネルを 左パネル
右のパネルを 右パネル
と言います。
中央のサムネールが並んでいる場所が作業スペースになるわけですが、画像はなるべく大きく表示した方が良いので、これらのパネルは、必要に応じて表示非表示が切り替えられるようになっています。
すべてのパネルの中央外側には、三角マークがあります。
それをクリックしてやると、パネルが格納されます。
左パネルが格納された状態。 パネル格納前と後の拡大図。
この時に、三角が半透明になっていれば、カーソルを三角に合わせると、パネルがニョキッと自動的に現れます。
カーソルがパネルの上にあるときは、パネルが表示され続けるので、必要な項目を調整することが出来ます。
カーソルがパネル上から離れると、パネルはまた自動的に格納されます。
上下左右、どのパネルも同じ動作をします。
一見便利そうなのですが、Macの場合、非表示にしたドックが現れてしまったり、グリッド表示で右パネルを格納してスクロールバーを触ろうとしたときに出てきたり、フィルムストリップを格納してるときに、ツールバーのアイコンを選ぼうとして行き過ぎてニョキッと出てきたり、けっこうイライラすることが多いです。
そこで私は、通常は、パネル格納しても自動的に表示しない設定にしています。
その設定をするには、パネルの外枠にカーソルを持っていき右クリック(コントロール+クリック)します。
そうすると、次のコンテクストメニューが出ます。 先ほどの、三角が半透明になっている状態だと「自動的に表示・非表示」にチェックが入っていると思いますが、それを「マニュアル」にします。
そうすると、自分でクリックしないと表示・非表示が切り替えられなくなります。
ちなみにその上の「自動的に隠す」は、格納してしまうとカーソルを近づけても自動的に現れず、自分で三角をクリックしないとパネルが出ないのですが、カーソルがパネルから外れると「自動的に隠れる」設定です。
「自動的に表示・非表示」の裏を返して言うと、カーソルを近づけても「自動的に表示されない」という設定です。
さて、各パネルを全部非表示にすると、画面が広くなります。
この状態にするには、各パネルの三角をクリックしていっても良いのですが、全部まとめて、表示・非表示にするショートカットがありますので、是非覚えてください。
全パネルの表示・非表示の切り替え シフト+タブ
左右パネルの表示・非表示 タブ
で切り替えられます。
画面下のツールバーも非表示にしたい場合は、Tキーを押してください。
いま作例は、小さい画像が並ぶ「グリッドビュー」の形になっていますが、1枚だけを表示する「ルーペビュー」の時には、1枚の写真を画面いっぱいに表示できるので、視認性が良くなります。
画面自体をフルスクリーン(タイトルバーやメニューバーも隠す)にして拡大表示したい場合は、シフト+コマンド+Fで、そのようになります。
でも、シフト+コマンド+Fの場合は、指3本か両手を使わなくてはならないので、私はシフト+タブのほうが簡単だと思います。
さて、各パネルは必要に応じて表示しておかないと作業が出来ません。
各パネルには、それぞれ表示・非表示のショートカットが設定されています。
モジュールピッカー F5
フィルムストリップ F6
左パネル F7
右パネル F8
です。
Fいくつ、というのは、キーボードの一番上に並んでいるファンクションキーのことです。
Macのノートパソコンの場合、通常ファンクションキーには、モニタの明るさ調整、スピーカーの音量調整などが事前に割り振られています。
なので、そのまま押すと、そちらが優先されますので、その場合は、日本語キーボードの場合ですと「かな」キーの横に
fnキー
がありますので、それを同時に押してください。
つまり、Macのノートの場合は、fn+F5〜F8ということになります。
あるいは、システム環境設定>キーボードとマウス、で、
すべてのF1、F2などのキーを標準的なファンクションキーとして使用する
にチェックを入れてください。
そうすれば、アクティブになっているアプリケーションのショートカットとして働きますので、Lightroom派はこっちがお勧めです。
fnキーとFナンバーキーを、片手で押すのは、ちょっとやりにくいですから。
このショートカットを覚えると、パネルの表示・非表示のために三角をクリックしなくて済むので、カーソルの動きが少なくて済みます。
また、Macのドックを非表示にしているときに、カーソルがオーバーランしてドックが出てきてしまう煩わしさもなくなります。
私個人は、通常は、モジュールピッカーと呼ばれる一番上のパネルは非表示で良いのではないかと思います。
余談ですが、ローカライズされる前、表記が英語だった頃、モジュールピッカーに横文字が並んでいるのは、ちょっと格好良く感じました。
それが日本語版になって「現像」「スライドショー」という文字が並んだとき、語感とともに、かっこよさが失われたような・・・・。
なので、この目立つ日本語は非表示にしておいた方が、クールかな?と思います。
さて、モジュールピッカーを非表示にしてしまうと、モジュール切り替え、ライブラリから現像への移行が出来ないんじゃないかと思うかも知れませんが、モジュール移動にもいく通りかのショートカットが設定されています。
あるいは、モジュールピッカーだけ、「マニュアル」ではなく「自動的に表示・非表示」にしておいても良いかも知れません。
画面の上の方では、ほかの操作と干渉するものが少ないからです。
ですが、せっかくなので、ショートカットでモジュールを切り替える方法をお伝えします。
ライブラリ オプション+コマンド+1
現像 オプション+コマンド+2
スライドショー オプション+コマンド+3
プリント オプション+コマンド+4
web オプション+コマンド+5
で、それぞれのモジュールを切り替えられます。
オプション+コマンド+1〜5ということです。
尚、これ以外にも、ライブラリのグリッド表示、現像モジュール、プリントモジュールなどに移動するには、別のショートカットが割り当てられています。
頻繁に使うモジュールは、ワンキー操作で移動出来るようになっていますので、次回はそれらをまとめてみたいと思います。
ショートカットに関しては、メニューの中にも出ていますし、コマンド+/で、そのモジュールで使えるショートカットの一覧が出ますので、それを見て覚えると良いと思います。
(お詫び)
ショートカットは、Mac用に書かれています。
そのうちヘルプなどを調べて、Windows用も書き足そうと思ってますが、取りあえずWindowsでお使いの方、ごめんなさい。
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Lightroom TIPS 07 切り抜き
http://yukinyaa03.exblog.jp/5265602/
2007-04-30T10:11:00+09:00
2007-04-30T12:58:30+09:00
2007-04-30T10:11:07+09:00
yukinyaa03
Lightroom
切り抜き表示枠を出すには、ライブラリモジュールからは、「表示メニュー>現像の切り抜き」を選ぶか、現像モジュールから、「表示メニュー>切り抜き」、あるいはツールバーを表示していれば切り抜きアイコンから切り替えられますが、どのモジュールからも
Rキーで切り替えられる
ので、是非覚えておいた方が良いと思います。
そして、これはよそで拾ったTIPSなのですが、縦横比の固定、解除は、Aキーで出来ます。
ツールバーの鍵アイコンをクリックして切り替えても良いのですが、ポインタを動かさなくてはいけないので、ショートカットを覚えておいた方が便利です。
尚、縦横比を固定しない(鍵アイコンが開いている)場合でも、シフトキーを押しながらドラッグすると、その時の比率が固定されます。
切り抜き枠の位置や大きさ、回転は、画像の上でドラッグして行うのが、一番簡単ですが、矢印キーをたたいて微調整することも出来ます。
シフトキーを押しながらやると移動量が大きくなります。
つい枠を動かす方向のキーをたたいてしまいがちですが、枠ではなく画像の方が移動するので、慣れないと間違えやすいです。
回転を矢印キーで行いたい場合は、角度入力欄をアクティブにすると、上下キーで1度ずつ回転します。
シフトキーを押しながらやると、10度ずつの回転になります。
切り抜き枠を表示している時も、現像設定の調整も出来るのですが、スライダにポインタを置いて、矢印キーでスライダ調整をしようと思うと、切り抜きの方が動いてしまいますので、その時はRキーを押して、切り抜きを完了してからやって下さい。
なお、切り抜き表示の時、コマンドキーを押しながら左右キーを押すと、表示している画像がコマ送りされます。
画像上に、情報オーバーレイを表示している場合は、表示オプションで、画像の「現在の寸法」を表示出来ます。
その時、切り抜きを行うと、切り抜かれた実寸(ピクセルサイズ)が表示されます。
Lightroomでは、作業中は出力解像度の設定がありません。
出力解像度が設定出来るのは、書き出しの時です。
したがって、切り抜き作業でも、切り抜く縦横比の設定ダイアログはありますが、実寸を直接入力することは出来ません。
先日、Lightroomを使って、カメラブレ画像の等倍表示比較を行ったのですが、その際ブログ上で縮小されない最大サイズ(600ピクセル)に切り出すのに、「現在の寸法」を見ながら切り抜き枠を決めました。
ですが、切り抜き枠は「全体表示」で示されるので、小さいモニタで表示しながら、高解像度データから600ピクセル相当を切り抜こうと思うと、枠が小さくなってドラッグがしにくかったです。
結局は、600ピクセル丁度には出来ず、596ピクセルくらいで妥協しました。
Lightroomでは、再サンプリングなしに希望のピクセルサイズに切り抜く、ということは考慮されていないようです。
そういう作業をする場合はPhotoshopの方が正確に出来るので、「Photoshopで編集」に移行してやれば良いのですが、Lightroomで出来てしまえば手間いらずだと思いました。
Camera Rawの切り抜きの場合ですと、出力解像度の設定も出来るので、「350dpiで、12cm X 17cm」というような設定が出来ますが、Lightroomの場合は出来ません。
Lightroomで12cm X 17cmにプリントしたい場合は、12 : 17で切り抜きを行い、書き出さず、プリントモジュールを使ってプリントするのが基本だと思います。
プリントモジュールで、用紙に合わせてプリントしたい大きさ(セルの大きさ)と、プリント解像度を設定します。
このあたり、Photoshopと考え方が違うので、ちょっと混乱するかも知れません。
Lightroomの場合は、セルの大きさとプリント解像度によって、ファイルの実寸から再サンプリングが行われてプリントされます。
Photoshopの場合は、画像を再サンプリングする場合、画像の補間方式のオプションがありますが、Lightroomにはありません。
以前Betaの時にテストした時、低解像度のデータを、Lightroomで高解像度のプリント出力設定で出した場合、Photoshopのバイキュービックで再サンプリングしてからプリントするよりも、画質が悪かった経験があります。
このことについては、またいずれ書くつもりでいます。
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