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2006年 04月 23日
スキャナプロファイル
先日、EPSON GT-X900を買ったのだが、今日やっと箱を開けた。

でかい。
以前のX700よりも奥行きが長くなり、X700が置いてあった場所に置けなくなった。

ドライバインストール後、さっそくPulse Color Elite を使って、ポジ用のスキャナプロファイルを作る。
X700では、スキャナドライバを使った時の色調が、あまりにオリジナルと違っていたので、カスタムプロファイルを是非作りたいと思っていた。
そこで、透過原稿用IT8ターゲットを購入。

と言っても、ただのポジフィルムだ。
よく見たら、ただIT8ターゲットを複写しただけのものである。
これが35mmサイズでも、定価で8,000円もする。

ただIT8を複写すればいいのなら、自分でも出来る。
しかし、肝心なのは、このフィルムを測色して作られた参照ファイルがあるかどうかだ。
それがなければ、プロファイルは作れない。

スキャナプロファイルの作成手順は、また書くかも知れないが、今日は割愛。

スキャナプロファイルが出来たら、色補正無しでスキャンし、その画像にカスタムプロファイルを指定する。
そしたら、意外なことに気がついた。
スキャナプロファイル_f0075955_2326659.jpg

上のうち、EPSON GT-X900_T_060422というのが、今日作ったカスタムプロファイルだが、ドライバをインストールした際に、X900-film と X900-reflective というプロファイルもインストールされたらしい。

え〜、スキャナプロファイルも同梱されてるとは知らなかった。
しかも、フィルム用と反射原稿用の2種類ある。
ということは、その上にあるX700のプロファイルも、スキャナ用だったんだ。
今まで、何の時に使うのかな〜?と思ってはいたが、これを当てはめてみたことはなかった。
それに、X700 TPUってのが何だか分からなかったし・・・。

でも、今日気がついた。
TPUは、「トランスパレンシー」の略なのでは・・・?
つまり透過原稿用のプロファイルなのではないだろうか?

なんだ〜、だったら、わざわざ透過原稿用ターゲット買う必要なかったじゃん。
でも〜、スキャナの取説には、ドライバの色補正無しで取り込んで、あとでスキャナプロファイルを指定して開くなんて話、書かれていなかったような・・・・。

試してみると、X900-filmのプロファイルでも結構いける。
でも、X900_T_060422のほうが、シャドウの締まりが良くなるようだったので、取りあえずこちらを指定した。
どちらがオリジナルのポジに近いかは、まだ検証してないが、モニタで見てる分には、どちらでもオーケーといったところ。
下は、X900_T_060422で開いた画像を、レベル補正し、トーンカーブで明るくしたもの。(もちろん大幅縮小してますが。)
スキャナプロファイル_f0075955_23434454.jpg


取りあえずまだ、この画像しかスキャンしてないので、画質云々の話はまたいずれ。
開いたファイルに、調整レイヤーを2枚載せて保存したら、2GBを越えてしまった。
3027.86MBあるようだ。

オリジナルは6X9ポジで、テストとして最高解像度6400dpi、48bitで取り込んでみた。
出来たファイルは・・・
スキャナプロファイル_f0075955_23543761.jpg

300dpiで出すと、長辺が約180cm。
等身大ポスター作れるね。

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23日加筆。

PowerBookの中には、初めて買ったスキャナ、GT-7600のドライバも入っている。
今朝、Photoshopで「プロファイルの指定」をあれやこれやいじっていたら、GT-7600のプロファイルもあることを発見。
並んでGT-7600TPUもあった。
確かにGT-7600も透過原稿ユニット持ってたけど・・・。
でも、その頃はパソコンはiMacブルーベリー、Photoshopは5.5で、カラマネなんて全然知らず。
その当時から、スキャナプロファイルを当てるという考えはあったのだろうが、聞いた事なかったよなあ・・・。

by yukinyaa03 | 2006-04-23 00:05 | カラーマネジメント


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