人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2012年 12月 01日
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには
先日のセミナーを聴講していて、

「自宅のiMacで作業していた画像をMacBookにコピーし、出先で作業を続け、それを再びiMacのLightroomに読み込むにはどうしたらよいか」

と質問なさっている方がいました。

結論から先に言うと、そういう場合は「カタログとして書き出し…」「別のカタログから読み込み…」を使います。


では試してみましょう。
(キャプチャした画像は、1920x1200と1680x1050のモニタなので、縮小画像では文字がよく分からないかも知れません。詳しくご覧になりたい場合は、クリックして拡大して下さい。)

Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_2315326.jpg
まずこれは、MacProのLightroomの画面です。
タイトルバーに「Lightroom 4 Catalog」と書かれています。
Lightroom 4 Catalogというのは、私がプライベートデータを管理しているカタログの名称です。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_2375359.jpg
2012年10月08日のフォルダーには75枚の画像が入っているのですが、ムービーやJPEGもあるので、その中からRAWだけフィルタリングして表示させます。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_239052.jpg
そして全選択し、ファイルメニューから「カタログとして書き出し…」を選びます。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_23101349.jpg
するとダイアログが開くので、カタログの名称と保存先を決めます。
今回は、MacBook Proに入れて持ち出すことを想定し、ネットワーク接続しているMacBook Proのデスクトップに「キメ作業中」というカタログを書き出すことにしました。(キメというのは猫の名前です。(^_^;))
また出先で現像などの続きをやりたいので、元画像も一緒に書き出し、MacBook Proでの表示を速くするためにプレビューも書き出しておきます。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_2314484.jpg
書き出し作業が始まると左上にプログレスバーが表示されます。
今回はWiFiネットワークで書き出しましたが、大量に書き出す時は時間がかかるのでLANケーブルで直結した方が良いでしょう。
あるいは、リムーバブルディスクに書き出して、それを仲介にするのも良いと思います。
MacBook Proに元画像を書き出しても、MacProの画像はそのままで構いません。
また戻すことを想定していますが、削除する必要はありません。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_23213027.jpg
こちらは、MacBook Proのデスクトップ。
書き出しが終わると「キメ作業中」というフォルダが、MacBook Proのデスクトップに出来上がり、その中に「キメ作業中」というカタログファイルがあるので、それをダブルクリックしてLightroomを起動します。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_2325538.jpg
MacBook ProのLightroom。
今度はタイトルバーが、「キメ作業中」となっているのが分かるでしょうか?(黄色いツールヒントが出たままキャプチャしちゃいましたが、気にしないで下さい。(^_^;))
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_23302883.jpg
レッドラベルをつけてセレクトし、フィルタリングでセレクト画像だけ表示。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_2332051.jpg
そして現像モジュールで、クロスプロセスのプリセットを適用してみました。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_23325793.jpg
そしてセレクト画像に設定を同期。
MacBook Proでの作業は終わりにし、Lightroomを終了します。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_2336349.jpg
再びMacProに戻り、ファイルメニューから「別のカタログから読み込み…」を選択。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_23372282.jpg
ネットワークのMacBook Proのディレクトリをたどり、
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_23384233.jpg
キメ作業中.lrcatを選択します。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_23394663.jpg
すると、そのカタログで管理している画像のサムネールが表示されますが、置き換えなしになっていると画像がグレーアウトし、読み込みボタンも押せません。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_23442086.jpg
そこで置き換え方法のオプションを選びます。
今回MacBook Proに元画像を書き出しましたが、MacProの画像はそのままにしてあるので、作業によって追加された「メタデータと現像設定のみ」読み込むことにします。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_2348580.jpg
そうすると読み込む画像がハイライト表示され、読み込みボタンが押せるようになります。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_23493971.jpg
MacProのLightroom 4 Catalogに読み込みが終わった状態。
これはメタデータと現像設定が読み込まれただけの話で、元画像はMacBook Proからは読み込まれておらず、MacProにある画像の設定を上書きして表示しているだけです。
Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_23525723.jpg
フィルタリングを外して元のフォルダを見てみると、MacBook Proで編集された画像だけラベルや色調が変化していることが分かります。
この先また、MacProで編集を続けることが可能です。
MacBook Proの方の画像はそのまま残っていますが、もう作業しないなら削除、消去して構わないでしょう。

Lightroomでカタログを書き出して別のマシンで作業するには_b0229648_23561586.jpg
分かったかにゃ?

by yukinyaa03 | 2012-12-01 07:10 | Lightroom


<< Lightroom 4 の補...      Lightroom 4 の現像... >>